パフォーマンスの改良

Gurobi Optimizer バージョン8.0では、ソルバーの速度と性能の限界に挑戦しました。
バージョン7.5と比較して、総体的に以下のパフォーマンス改良を実現しました。

MIP(混合整数計画)全体的に16%、求解に100秒以上かかる難しいモデルでは26%もの高速化を実現
LP(線形計画)双対単体法が、総体的に10%の高速化を実現(このクラスのモデルでは、とても顕著な性能向上を実現)

機能拡張

【RおよびMATLABのAPIの機能強化】
RおよびMATLABのAPIが大幅に改善され、これによりGurobiの他のAPIで実現可能なほとんどの機能が提供されました。改善されたインターフェースが、多目的最適化およびgeneral constraints (絶対値、最大値)に関するAPIをサポートしています。

【.NET Core 2.0のサポート】
Windows, Mac、Linuxにおいて.NET Coreのサポートが追加されました。これにより、.NetのプログラムがWindowsシステム上だけでなく他のシステム上でも稼働可能になりました。

【Multiple MIP Starts】
最適化モデルに対して、複数の初期解を利用可能になりました。

【Partition ヒューリステック】
新しいMIPヒューリスティクとして、Partition ヒューリステックが追加されました。ユーザ定義の変数集合について、解探索を行うことができます。

【多目的最適化のためのコールバック関数】
多目的最適化のユーザコールバック関数が、サポートされました。

計算サーバ

計算サーバが独立したパッケージ化され、通常のコンポーネントと分けてインストールすることができるようになりました。新しいパッケージは、以下の機能を含んでいます。

【スタンダードな通信プロトコル】
HTTP、HTTPSのサポートにより、セキュリティ改善、容易な展開および堅牢性をサポート。

【クラスタリング】
新しいクラスタ機能により、ノードの動的な追加と削除を実現。

【コマンド】

  • 新しいコマンドツールで、クラスタの監視および管理が可能。ユーザは、クラスタの状態を表示ができ、実行中ジョブ、直近に実行終了したジョブのリスト表示も可能で、ジョブのログとパラメータにもアクセスが可能。アドミニストレータは、ライセンス、強制終了ジョブのリストも表示可能で、クラスタのノード管理も可能。
  • プログラムコードでクラスタの監視と管理ができるREST APIを実装。

Gurobi インスタントクラウド

Gurobi インスタントクラウドで、下記の機能が利用可能になりました。

【HTTPS】
HTTPSのサポートによるセキュリティ改善、容易な展開および堅牢性をサポート。

【ジョブリスト】
新しいジョブリスト機能で、キューイングされたジョブ、実行中のジョブ、直近に実行終了したジョブのリスト表示可能。

【ジョブダッシュボード】
新しいダッシュボード機能がジョブの詳細情報(ステータス、ログファイル、パラメータ、メトリックス)を一か所で表示。

【ジョブ履歴】
新しいアーカイブ機能により、ユーザは、過去3か月のジョブのログおよびステータスを格納可能。

【プールスケーリング】
新しいプールスケーリング機能により、プールへのマシンの動的な追加と削除を実現。

【マシンメトリックス】
各マシンのマシン負荷状況(CPUおよびメモリ使用量)の表示を実現。

【REST API】
拡張されたREST APIが、ジョブ情報へのアクセスとプールスケーリングへのコントロールを実現。